食生活を便秘タイプ別に見直してみよう
日々の食生活やライフスタイルを改善することは、
便秘解消法として最も重要なことです。
便秘にはいくつかの種類がありますが、どのようなケースでも
食物繊維や水分をしっかり摂るということはプラスに働きます。
自分の便秘の原因や症状に合わせた食生活に切り替えれば、
それほど便秘解消法に悩むことはありません。
便秘の種類の中で最も多いのが慢性の弛緩性と呼ばれるもので、
腸の運動が弱いために便を押しだす力が足りないという状態です。
腸が活動しやすいように朝起きたら水分を摂って刺激を与えたり、
毎日決まった時間にトイレに行く習慣をつけましょう。
食物繊維をたっぷり摂って便の量を増やしたり、やわらかくすることも大切です。
直腸性の便秘は、神経が鈍くなってしまい、便をしたい、という感覚が
感じられなくなっているものです。
下剤の服用は避け、食物繊維や乳製品を積極的に摂る食生活で
便の量を増やす努力をしましょう。
また、腹筋をするなどして筋肉をつけることも効果的です。
けいれん性の便秘は、腸の運動が強すぎる傾向にあり、
便秘と下痢を繰り返し過敏になっています。
できるだけ冷たい食品や刺激物、消化が悪いものは避け、
腸に優しい食生活を心がけましょう。
ドリンクも、カフェインや炭酸、アルコールはできるだけ避けた方が良さそうです。
規則正しくバランスの良い食生活は、自然と便秘解消法につながっていきます。
頭を柔らかくして、これまで苦手だった食品や、
あまり食べたことがないものにも少しずつ挑戦してみましょう。
便秘が解消してお腹がスッキリすると、きっと食生活の大切さを身をもって感じることができるでしょう。